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いつだったか、おつりで見慣れないコインを受け取りました。子供を背負った女性が描かれた金色のコインです。特に気にすることなく、ずっとお財布の中へ。先日、たまたま1ドルコインの話になって「ああ、これだ」と気づいたわけです。このコイン、なかなか素晴らしいもののよう。というのも、描かれた少女は、「明日はどの道を行こう」という物語(実話)に登場する、19世紀、アメリカ未開の地、西部を、生まれたばかりの子供を背負いながら、探検家達と一緒に通訳として旅した勇敢なインディアンの少女、サカジャウィアなんです。彼女は、アメリカでは英雄的存在で、1999年にはじめて1ドルコインが発行されたときの絵柄に選ばれました。そして2000年には金貨が発行されたのです。この金貨、日常でなかなか目にすることはありません。話は変わりますが、アメリカでは1ドルコインがなかなか定着しません。紙幣よりもコインのほうが流通期間が長くなるなどメリットが多く、政府はコスト削減のためになんとか普及させたいのです。2006年には、歴代大統領の顔を刻んだ1ドルコインを毎年4種類ずつ発行していく”The Presidential $1 Coin Program”が進められてはいるのですが……。
011309
sacagawea $1 coin
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