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“Peep Show”というビジュアルブックがあるのをご存知ですか?これは、アコーディオンのように蛇腹式になった本のことで、(たいていは)真ん中に穴があいていて、蛇腹を広げてその穴からのぞくと、奥行きのある立体的な風景が広がるというもの。17世紀、まだ写真技術が浸透していなかった時代にヨーロッパで盛んに作られていたといいます。日本では絵本作家の吉田稔美さんが、ピープショーに造詣が深く、現代風ピープショーも作られていて、以前、雑誌の企画でピープショーをフィーチャーしたときにも、ご協力いただきました。ピープショーは、今ではあまり目にすることがなく、値段も高いです。ちなみにこれは、ロンドンのテムズ川のトンネルをイメージした作品で1828年のもの、約12万円です。ロンドンから出展していたブローカーさんのもので、ほかにもたくさんお持ちでした。
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CIABF❸『a view of the Tunnel under the THAMES』
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